リバーシの初期配置はクロスとパラレルの両方あったと言われています。
さて、ヤフオクで古い源平碁の出品があって、写真が載っているのですが、
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q347446480#enlargeimg
盤面の中央に印刷されている配置、これは何だろう?この通りに置いて開始するのだとしたら、源平碁の時点では初期配置はクロスしかなかったことになりますね(多分)。
定説のようになっていること(この場合、リバーシはクロスとパラレルの両方云々)も、実はソースを突き詰めると誰かが「~だろう」と意見や推測で言っただけだったりして、疑ってかからなければならない例かも知れません。
明治時代の書籍「世界遊戯法大全」に載っているリバーシの図も、クロスです。じゃあ、パラレルの話はどこから出てきたのだろうか?もっと古い、リバーシの本当に初期の資料ではそうなのだろうか。その20年そこら後の「世界遊戯法大全」ではなぜかクロスのみ?「源平碁」もクロスのみ?すごく疑問です。
長い間、「リバーシはクロスでもパラレルでも遊ばれていた」と思っていたのですが、こうなると分かりません。分からないものは分からないと言っとけばいいので、「パラレルでも遊ばれていた」と言うのはとりあえずやめます。
追記:Twitterで、「源平碁は何種類も発売されており、自由配置、クロス配置、並行配置のすべての商品が確認されていますよ。」というコメントをいただきました。そのうちヤフオク等に異なる配置のものが出てくるかも知れませんね。