ルールによって最善手が変わる例
(K三段提供)
ルール上の条件:
・白が引き分け勝ちの権利を持っています(黒引き分け負け)です。
・終局時の空きは勝者のものとなります。
このルールでやっているという前提で書きます。
隅4つ空いたままの終局。
30-30ですが、このとき上記ルールが適用されると、34-30で白の勝ちです。
遡って、52までの局面。
黒「g2だと引き分け負けで4石負けになるから、h7で2石負けしたほうがいいや」
従って、黒はh7に打ちました。
白「h8で2石勝ちだけど、g8に打つと引き分け勝ちで4石勝ちになるからg8が良いなぁ」
白はg8に打ち、30-30で終局、白引き分け勝ちで4石勝ちとなりました。
何だか奇妙なことが起こっているような気がするのは、私だけでしょうか。
WZebraの評価値は、引き分け勝ち(負け)は関係ないので引き分けは普通に0です。
ルールを考えるときは、こういうレアっぽいケースも考えないといけないので大変ですね。