リバーシとオセロは何が同じで何が違うのか

リバーシについては1907年の本(世界遊戯法大全)に結構内容が書かれている。主にそれ元に事実をはっきりさせておく(1907年に意図的にウソを書いていないという前提)。

尚、ここで言う「リバーシ」とは19世紀イギリスで考案されたゲームのことを指すものとする。

■リバーシとオセロの類似点
・8×8マスの盤上で行う
・相手の色の駒を挟んで裏返すと自分の色になる
・相手が打てないときは続けて打つ(リバーシにも明確にパスのルールがあってオセロと同じ)
・盤面が埋まったら(打つところがなくなったら)終了
・最後に数の多い方の勝ち

■リバーシとオセロの異なる点
・リバーシの初期配置ルールが不明(私の調査能力では今のところ不明。1907年の本ではリバーシの初期配置はクロスだが、源平碁の説明書ではパラレル)
・色(リバーシは赤と黒、源平碁は赤と白(木)、オセロは黒と白、オセロの盤は基本的に緑)
・材質(リバーシは厚紙、源平碁は木、プラスチック駒の大量生産は昔は・・・)
・リバーシは19世紀にイギリスでできたが、オセロはゲーム研究会を経て何年も(水戸から数えれば何十年も)かけてルールが完成し、1973年に発売された。


■私の見解
リバーシとオセロはほぼ同じルールのゲームだが、歴史が全く違う。もちろん道具の材質も違う。オセロは昭和30年代のゲーム研究会を経て長谷川五郎氏により独自に考案された。単純にルールが偶然似たと言えなくもないが、長谷川氏がゲームの研究を進め面白さを突き詰めた結果、複雑な間接ばさみをやめてシンプルなルールに辿り着いたこと、8×8くらいがゲームの長さとして丁度良いという判断があった=面白さを追求した結果そうなったという意味では必然の類似とも言える。


■終わりに
見解(意見)については色々な意見があって当然だと思いますが、特にリバーシに関して事実が間違っていると主張する場合は、世界遊戯法大全と同等以上の根拠(事実)を示して下さい。

タイトルとURLをコピーしました