前提条件
あなたは白です。前半(30手目まで)最善手しか打たない人、と対局します。相手(黒)は、31手目からは全く暗記してなくて、考えて打ちます。
手順
酉ストレートを打ちます。

ここでの黒の最善手は、a3、d7、g4の3ヵ所です。g4に打ってきたら、目的の局面まで進められます。a3やd7だったらハマりません。

さて、黒はどこに打つでしょう?「前半しか暗記してない人」という前提なので、ここで黒は最善手が分からなくなり、考えます。
黒の誤った思考 ↓

黒c7→白e7の場合、b4の石が白くなって、黒b2を使えなくなる(白にa1、b1を連打される)んじゃないかなぁ。あ、それは黒g3→白e7でも同じか。じゃあ、先にb2に打っておけば、b3の石が黒になるな。というか、今打たないとb3を黒くできなくなるから、今b2に打つべきだな…
では、評価値を見て見ましょう。

「はい、黒がb2に打ったら白の勝ち!」という罠です。
でも、なぜでしょうか?それは、そんなに難しい話ではありません。

黒がb2に打ったら、白はd7に打てば良いです。

黒c7→白e6、黒g3→白h3、これらは、b3を白にして、次にa1に打つ狙いです。b列が真っ白になって、黒がb1に割り込めないません(だから、黒b2は悪手)
黒a7は、白a8。その後、白b7で、黒はb8に打ったら白b1でボロ負けなので、将来白b8を打てて…まぁ勝ち。
黒f7には白f8で、次に黒c7、g3どちらでも、同じようにb列を真っ白にして勝ち。黒f7→白f8→黒a7は、白a8。
まとめ
ただ暗記するのではなく意味を理解した方が良いです。というか、暗記する定石はどのような展開があるのか、大雑把にでも把握していないと、ハマることがあります。本手順は極端ですが、単純な暗記の危うさが良く分かると思います。

