技術的には可能なんじゃないかなぁ、というお話。お金がいくらかかるとかは知らない。

最近話題になったスーパーコンピュータ「富岳」が400ペタFLOPSくらいだそうですが、Core i7 8700Kというちょっと前のPC用のCPUが355ギガFLOPSだそうです。ペタとギガが何桁違うのかと、ペタの方が6桁大きいです。

つまり、「富岳」の処理能力はその辺にあるPCの100万倍くらいです。

勿論、この数字通りの性能を引き出すことが簡単とは言えないわけですが、単純にPCで100万秒かかる処理が「富岳」では1秒で終わるということにして考えてみましょう。

Edaxは良く知らないのですが、シングルスレッドのWZebraは30個空きの完全読みに30分かからないくらいです。40個空きだと1か月(30日)くらいかかるかも知れないなぁ、という感じ。

そこから大雑把に推測すると、50個空きには30日×1440倍=43200日(118年)、60個空きにはさらにその1440倍・・・まではかからないと思うのですが(最序盤は枝の数が少ないから)、1440倍ということにすると6220万8000日(17万年)かかります。

PCで17万年かかる計算を100万倍速い富岳にやらせると、0.17年=62日くらいで終わります。実際は、Core i7 8700Kなら4コア8スレッドかな?というのを考慮して、単純に8倍として496日。「60個空きにはさらにその1440倍」という仮定は明らかに大きすぎるので、実際は496日もかからないと思います(感覚的には、100日かからない気がします)。

スーパーコンピュータを496日占有なんかするには莫大な費用がかかるはずですが、ちょっと昔には研究・性能評価などの目的でかなりの時間をかけてスーパーコンピュータで円周率を計算した例もありますし、そういった名目があれば誰かやらないこともないんじゃないかな、と思います。

オセロは2手目までのパターンが3通りしかないので、縦取り、斜め取り、横取りの3パターンをそれぞれ完全読みすれば、58手読み×3通り。

完全読みが終わっても、「実用的であり絶対に誰も勝てないコンピュータ」という段階が待っています。20手までを完全網羅したbookを作れば、「富岳」では40手完全読みなんて数秒のはずなので。