「オセロはリバーシじゃん」的な方がTwitterで情報提供して下さりまして、どうも長谷川五郎さんが源平碁の実用新案出願もしていたようです。書類上の名前は「敏」となっておりますが、これはおそらく五郎さんの本名で、オセロの商標の書類にも書かれていたお名前です。

特許・実用新案照会:実全昭47-001276
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-S47-001276/B8CE79868524DDC1629D8BE834C0770DFBFEC35B650D6A9FC5C52E8421ADE78C/23/ja

PDFでの丸ごとダウンロードも可能です。

五郎さんの「オセロの打ち方」には、道具が大事という話があって、その主張と符合します。
審査記録 実用新案登録願 1971/01/20
審査記録 出願審査請求書 1971/01/20
審査記録 拒絶理由通知書 1974/09/03
審査記録 拒絶理由戻し 1974/10/31
審査記録 拒絶査定 1975/02/18

オセロの発売は1973年です。オセロの商標はその前に取ってたはず(と思う)ので、ほぼ同時期に出願したのかな?と思います(1974年に拒絶された後にオセロだと時系列が合わなくなる)。

これをもって「オセロの起源は源平碁じゃん!」「源平碁の道具をちゃんとしたものがオセロなんじゃないの?」ということになるような「気がします」(飽くまで、そういう「気がする」「思う」)が、そうでない可能性も一応考えると、他社が類似品を発売できないようにするための防衛的な意図での出願もあり得なくはありません。

井上博さんの「逆転の発見」では、8×9や間接挟みを検討して却下したことになってたりして、その頃=1971年1月20日までには源平碁をよくご存知だったという証明にはなりますね。

源平碁の時点でオセロとルール的にはあまり変わらないのは、明治時代の世界遊戯法大全で分かっているし、やはりオセロのルール自体に独自性はあまりないように「思う」なぁ(私はそう思う、という話)。

ホームページに何て書こうか・・・事実だけ淡々と載せておこうかな。見に来る人は私がどう思うかを知りたいのではなく、事実を知りたいわけだから。

ちなみに、源平碁の出願書類にあるこの画像、古いオセラーなら見覚えがありますよね。
20200317沈黙~接戦

ツクダオリジナルの頃のオセロの説明書に載ってたやつですね(今はどうなのかは知らない)。